東海道・丹波路号

国道1・134号線・国道176・175号線経由



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東海道・丹波路号 その3
[3]:箱根峠〜沼津〜静岡〜浜松〜豊橋
安倍川を一瞬で渡る新幹線
04/08/18 10:00 静岡・安倍川
島田市内で205km
04/08/18 11:55 島田市
洗濯はこちらで
04/08/18 13:41 島田市
バイパスとローカル道の合流
04/08/18 16:19 袋井市
バイパスの下を走るローカル道
04/08/18 16:38 袋井市
これも国道?右側はバイパス
04/08/18 16:49 袋井市
東海道
自転車泣かせの静岡県
04/08/18 16:53 袋井市
豊橋の路面電車
04/08/19 9:04 豊橋市西八町
Tokaido
■経由道路
国道1号線→(沼津市)八幡→県道163号線→(吉原)今井→国道137号線→富士市内→県道396号線→(由比)寺尾→国道1号線→静岡駅→国道1号線→ときどき国道から降ろされる→国道1号線→豊橋。
主な経由地は、沼津、富士、由比、静岡、島田、袋井、浜松、豊橋。標識の目安にどうぞ。

■走行時刻(最高速度は概ね20km/h)
→箱根峠 9:16→(吉原)今井 10:45→静岡 17:30ごろ/(翌)9:50→(浜松)石原 18:23→篠原IC 19:07→豊橋市内(岩屋町) 22:30ごろ/(翌)8:50
*未掲載の運転停車(撮影・休憩)もあります。

■道路概況
箱根峠の頂上付近にファミリーマートがあります。一服するのもよいでしょうし、よい休憩所になることは間違いありません。 そこからは延々と15kmぐらい下り道が続きます。 雨の場合はスリップやブレーキの使いすぎにも気をつけたいところです。 ヘアピンカーブに近いものはありますが、180度回転は確か無かったのでひょっとすると上着をマント代わりにして抵抗力を得ればブレーキを掛ける必要がないかもしれません。 下りきると三島市です。沼津まではもう一息です。

沼津市に入ると、「八幡」という交差点で国道1号線は大きく右側に逸れます。 高架線に入って東海道線をオーバークロスするだけかと思いきや、なんとその先は沼津バイパスとして高速道路のようになっています。 当然ではありますが自転車は入れないので別の道で迂回することになります。 ここは富士方面を目指す県道に乗り換えますが、吉原で途絶えてしまうのでうまい具合に標識に従って富士市内を目指します。 私たちは吉原辺りで右往左往してしまったのですが(爆)富士市内に入るとファミレスも増えてくるのでそこで休憩するのもよいでしょう。

富士市内で県道137号線をうまく捕まえたら、それに乗って由比を目指します。富士川駅の先でT字路がありますが道を間違えないように注意したいところです。 由比の「寺尾」という交差点からは片側2車線の1号線に乗ります。 沼津バイパスも由比で終わりと思いきや、片側2車線のかなり広いバイパスのような道路が続きます。 自動車は80km前後で走っているので、自転車はとても車道を走れるような環境ではありませんが、ところどころ歩道が切れていて止むを得ず車道に出なくてはならないシーンもあります。 かなりの危険ポイントとなりますが走行の際は特に注意してください。 静岡市内に入ると、今度は清水駅を目指します。 歩道に入ったまま走行していると国道1号線からかなり逸れてしまいますが(車道はとても走れない)、無視して標識に従って清水駅方面を目指します。 うまい具合に1号線に再起して静岡駅を目指します。

状態の良い道路が続きましたが、清水〜東静岡〜静岡駅の東はかなり道が悪くでこぼこが多くなります。 雨の場合は水たまりができやすく、障害物にぶつからないように慎重に進まなくてはなりません。
静岡駅近辺になると急に道路が良くなるので、それが静岡駅到着のサインとなるでしょう。

静岡を出てからはまた道路環境が悪化しますが、片側2車線から1車線に移ってローカルな道になります。 しかしまもなくまた片側2車線が復活します。2車線に復活する頃には広い歩道もありますが、路肩が広いのでうまい具合に車道を走ることもできます。 途中、宇津ノ谷峠がありますが大した山道ではありません。シティサイクルでも難はないと思います。(標高200mもいかない…)

宇津の谷峠を越えてトンネルをくぐった辺りで、国道1号線はまた自転車走行不可になります。 近くの県道に移って標識に従って藤枝市内を抜け、気づくとまた国道1号線に合流します(笑) 合流する頃には片側1車線のローカル道になっているので道路環境的にも安心できます。

島田市内に入ると海側(左側)にコインランドリーが登場します。 雨などで着替えが頻繁になってしまった場合等は便利です。 また、洗濯時間中は向かいにあるファミレスで休憩するのも手です。 島田駅近辺で国道1号線はなぜか交差点で右(北)に曲がってしまいますが、これはまたバイパスが復活するという兆しを示します。 バイパスは自転車では入れませんので、島田駅前の「大津通」交差点はやむなく直進して県道381号線を走ります。 このまま大井川鉄道の新金谷駅付近を過ぎて踏切を渡ります。 そこからは山道となります。およそ5kmに渡って結構な勾配の山道となります。 「峠」という名前こそ無いものの、結構な山道なので注意が必要です。 ただ、山道には殆ど車は来ないのでまったりと走ることができます。 山道を抜けると再度国道1号線とぶつかります。 ここからはトンネルをくぐったりと忙しいですが、幸い東京→大阪行きの場合は下りになりますから安心です(逆の方、ごめんなさい)。

掛川市内・磐田市内は片側1車線であるものの、道路状況もよいです。急に都会的になりコンビニなどの商店が増えます。 袋井市に入るとところどころ国道1号線はバイパス化して写真のように追い出されてしまいますが、 それはそれでのんびり走ることができるので、走りながら体力・精神力を回復するのにはもってこいでしょう。 その際、他の県道に入ったりすることのないようにがむしゃらに国道1号線バイパスに張り付いて走るように心がける必要があります。 沼津〜静岡の市街地とは違って、ここからは比較的単純な道選びで進むことができますからあまり頭を硬くして走る必要もありません。

浜松市は天竜川を渡ると着きますが、天竜川を渡る橋は磐田バイパスとの合流地点の近くなので非常に多くの車線があります。 高速で通過する車に注意したいところです。 これを境に完全な片側2車線の道となります。 バイパスが終わったというよりも、自転車自らがバイパスに乗り込んでいる感じで非常にそわそわします。 石原交差点は浜松駅へ向かうメインの交差点ですが、ここで交差する国道150線は片側1車線で交通量も多い道です。 浜松の市街地へ向かう際は注意しましょう。

浜松市内は完全に片側2車線と書きましたが、あるところを境に歩道がなくなります。 だからと言って歩行者が通行不可能ではないのですが、路肩から落ちると田んぼなので暗闇の際は注意する必要があります(電灯があまりありません)。 また、かなりの交通量でトラックは特に左側の車線を走るので相当ストレスが溜まる可能性があります。 幸い、この近辺を通るトラックはクラクションを鳴らしてくることがなかったので私たちは何とか乗り切れましたが、 篠原ICを含めて高速で浜松市内を抜けてしまうことをお勧めします。

篠原ICからは浜名バイパスに吸収されて国道1号線は若干車の数が減ります。 とともに車道は片側1車線になります。 徐々に潮風で潮の香りがするようになると、弁天島に近づいたことを示します。 弁天島は東海道線の弁天島駅から近い温泉地で名高いのですが、残念ながら日帰り温泉はないようです(近辺にはないと言われた...)。 弁天島を過ぎて海岸線を行く道路で平行し、ジャンクションに近づくとまたも国道1号線とはお別れです(海の横を走る高架道路「潮見バイパス」に...)。 白須賀方面の国道42号線を走ることになります。ここは片側2車線ですがトラックが多いので注意が必要です。 白須賀交差点までは昇り坂ですが、それを境に下り坂になります。 じきに1号線と合流する頃に愛知県豊橋市へ入ります。

豊橋市に入った国道1号線は片側2車線ですが、アスファルトの質が変わりかなりデコボコになります。 路肩は特にひどい状態で、延々と続く下り坂で振動に耐えかねません。 下り始めてからおよそ5km強、下り坂が終わってから少ししたところ(←不確)に銭湯があります。 マークが目立つのでよほどのことがなければ見逃すこともないかと思います。 私たちもこの銭湯に入湯したのですが、演歌がかかっておりトラックの運転手さんが非常に多かったです。

■コンディション
静岡東部の道路状況の悪さに用心する必要があります。 また、静岡市は日本一広い市なのでそれなりに長いです。 私たちが走った日はあいにく、集中豪雨を受けて大変でした。 国道1号も浜松・箱根という私たちのいる前後で通行止め、逃げ場の国道150号も御前崎近辺の三箇所で通行止め、新幹線・在来線も運行中止という非常に厳しい状況でした。 レインコートをも貫く滝のような雨(止まっていても痛い)の中、ところどころ歩道が途絶えていて、止む無く80km/hの流れの車道に進入etc...苦労の賜物でした。 あと、時間帯も手伝ってか浜松〜豊橋間はトラックの数がすごかったです。 路肩から左に外れると田んぼ、右側にずれるとトラックといった緊迫した状況には参りました。 山道は島田の西にある「金谷」と浜松の西にある「白須賀」ぐらいです。 あとは順調に行くはずです...東京→大阪行きならば(^^; 逆の場合、豊橋→浜松に行く場合の長い上り坂に苦しむかもしれません。

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